このガルウイングキットの欠点をなんとか克服する

 
 
 

 

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GULL WING VitzRS NCP10

どこにでもある普通の車が一変。個性的な車になるガルウイング。

特に難解な作業はなく、工具を扱うことに慣れていれば誰でもできる。

走りとはまったく無縁な改造項目ではあるが、ぱっと見での注目度は大きい。

ガルウイングキット到着

GULL−WINGキット

待ちに待った末、キットが到着。

キット内にはこのようなヒンジ、ダンパー、配線延長コード、ワニグチタップらが左右で「どがっと」入っています。

車種別のものがないので初回は「汎用キット」を購入したが、その後耐久性に難が発生し、「シビック用」と交換になった。形状は写真とほぼ同一。穴位置とドア取り付け部の形状が異なるものだ。

バッテリー端子外し は作業前の鉄則

バッテリーから−を外す。ドアの電気配線加工するので必須。

解体されていくヴィッツ ファンダー外しは大仕事だ

サイドステップ、Fバンパー,ライト、フェンダーウインカー、インナーフェンダー、フェンダーらを外してしまいます。

また、助手席側はフェンダー外す際ボンネット用のつっかえ棒がフェンダーに付いている為、棒を使用せずにダンボール等をエンジンの上に上げて、ボンネットを開けておきます。

フェンダー加工前

フェンダー加工後

フェンダー内カット

約1CMぐらい残してサンダーで「スパッ」とカットしてしまう。

潔くサンダーで<<面倒くさがり・・・

錆対策の切断面へのタッチペン塗装はお約束です。

この作業が嫌な場合、最初からフェンダー交換を前提に考えておいてもいいでしょう。

鉄製純正フェンダーよりも、FRPダクト付フェンダーの方が歪みが少ないですし。

ドアストッパーを外す

ドアのインナーらををばらしてから、ドアストッパーを外します。

ピンを叩いて抜き、10mmボルトを取り、ユニットをはずせばいいだけです。

配線延長再施工 2020.02  
ガルウイングドア補修

まず現状確認

カバー自体が思いっきり押され変形してます。

ずばり、ルートが悪い、ってことですね。ちゃんと直さないと・・・。

ガルウイング 配線延長再施工

汚くなったカバーはがしてみると・・・カッチカッチなケーブルが出てきます・・・。

何度も延長再施工してたのでそろそろ終止符をうちたく、普通の線でなく柔らかいシリコーンケーブル化します。

現状はキットについてくる線ではなく、仕事での工事の残材(=多芯ケーブル)を用いたモノ。たった数年でこんなに固くなり、ドアの開け閉めだけで接続ハンダ部がキレたりしてしまいます。

「ウインドあかねー!」だと車検通りませんから、ちゃんとなおします。

安い シリコーンケーブル

使ったシリコーンケーブル

今回のため購入したもの

 

BNTECHGO 20ゲージ

シリコーンワイヤー

超柔軟性 フレキシブルシリコーンケーブル線 ブラックとレッド

 

このセットだけで1台施工分足りました。

(※運転席30cm×約30/助手席30cm×約15本)

太さに関しても問題ありません。太いのを使っちゃうとまとまりが悪くなります。

延長再工事 作業中

購入した線と交換作業中

作業に入ると集中しちゃうタイプなもので作業中の画像ってあんまないんです。

作業途中の写真あること自体珍しいです。

作業中画像 3本だけ終わったトコ

購入した線と交換作業中

シリコーンケーブルは本当に柔らかい。寒くても「ぐにゃんにゃん」曲がります。ハンダの、のりもとってもいい。劣化・固着してる白い多芯ケーブルと比較してもこんなにたわんでます。

今までは高値だーーというイメージで使うことはなかったのですが、意外に安い値段で購入できました。ネットの力ってすごいものです。

   
   
   

配線延長加工は1本ずつ

配線延長加工

ガル化するとドアがはねあがる為ノーマル配線では足りなくなります。

配線を1本ずつ切り、半田付けにて約10cmぐらい延長します。収縮チューブにて完全絶縁処理します。

(※キット付属のワニグチタップは、耐久性に「?」が付く為使用せず、ハンダ上げにて1本ずつ延長処理する。その方が完成後に細いラインになる)

根性で作業。 時間にして約1時間。大変です。

配線は束ねておくこと 耐久性と見た目を向上させる

スパイラル パソコン用を応用する

出来上がったら、最後に配線をまとめる

ELECOM製

BST20−BK ELECOM製

色が黒、内径が大きいものというのはこれしかありません。

PC用ではありますが、3cmぐらいの太さなら綺麗に、簡単にまとめきれます。

ガルウイングキット取り付け

ガルウイング ダンパー こいつのおかげで楽々あげられる

ドア固定後、純正ヒンジを取り外す。緊張します。間違ってもこの状態でドアハンドル引っ張って、ロック外さないように!ドアが落っこちます。

ドアは絶対に固定したまま、車体へキットを取り付けます。ここは大体どこかしらの穴が合います。

ドアとも結合。私のヴィッツとは、このキットが専用設計ではないため、取り付け穴がどこもまったくあいません。そのため、車体側の穴を基準に考え、ドア側の固定位置はドアへ穴開けなおしの上での取り付けとなりました。ドア側の固定は貫通させた上での「六角ボルトどめ」です。作業は外と中でやるので困難ばかりです。

結構時間がかかります。

ベースを取り付け、ドア開閉に特に異常がなければ、自分でドアを持ち上げながらダンパーを装着します。

ダンパー取り付け中は、絶対に、手を離さないように!手を離すとギロチンになります<<本当にこわい!!

ダンパー取り付け後

ドア角度を調整し、ちゃんとドアが閉まるような高さに合わせます。※ダンパーとりつけると、ない状態に比べドアが若干高くなるので調整は組み付け完了後。

ガルウイング で注目されるのはなぜか・・根元!!とにかく綺麗に見せましょう!!

配線処理の追加改造

 

「ノーマル配線出口が邪魔で、ドアが締め切れない!雨漏りしてしまう!」ので取り付け位置変更。」

ノーマル配線出口の斜め下にホールソーで穴あけし、配線を全て移動。ノーマルの出口自体にはアクリル板(写真では赤いもの)を切り出し、リベットで固定してしまい、完全にずらしてしまう。

これでドアが締め切れるようになった。

ガルウイング完成写真

わりと簡単にガル化できる。

電動でなく手動でドアを持ち上げる感覚なので助手席側は重く感じるが、慣れればそれでいいんだな、と納得できるはず。デメリットがありそうでない。かっこいいからある程度の欠点は許す。

ガルウイング完成写真 ダクト付フェンダーとの相性もばっちり!

ダクト付フェンダーに交換。

鉄製純正フェンダーだとカット加工すると錆がでてきてしまうのですが、FRP製なら、その点は考えなくて良い。

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